薬物治療学研究室

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正常と異常、これらを分つものは何なのか?

ご挨拶

生命科学・医学の進歩により、健康で長寿な人が確かに多くなりました。しかしながら、それぞれの病気について全てが理解されたわけでは決してありません。例えば、高血圧の9割は「本態性高血圧」であり、複数の遺伝子・生活習慣の関与は明らかであるものの、真の原因は未だ分かっていません。

私たちは、私たちの身体の「正常」と「異常」とを、我々独自のアプローチで解析することで、その違いをこれまでとは異なる観点から捉え直したいと、考えています。それによって、新たな治療薬開発への足がかりとなることを期待しているのです。

研究概要

細胞内の2つのイオン、Ca2+とHCO3-、そして、その制御分子に注目しています

ミトコンドリア内のCa2+調節機構

ミトコンドリアは、ご存知の通り、ATPを産生する極めて重要な細胞内小器官です。実際、ミトコンドリアの機能不全が、沢山の疾患に関わっていることが知られています。ミトコンドリアがちゃんと機能するには、ミトコンドリア内のCa2+濃度が適切に維持されていることが必須です。

私たちは、細胞がおかれた環境に応じてミトンドリア内のCa2+濃度が調節される分子基盤を明らかにしようとしています。

 

がん細胞内のHCO3-濃度と転移への関与

がん細胞では、正常細胞と異なった糖代謝経路が活性化し、その結果、細胞内のpH環境も異なることが知られています。

私たちは、がん細胞特有の細胞内pH環境と転移能との関係を明らかにすると共に、これに関与する分子とその機能を明らかにしようとしています。

 

恐怖記憶の獲得と消去の分子メカニズム

記憶は、時として、消えていってほしいものです。辛い記憶、悲しすぎる記憶等の場合がそうです。また、これがなかなか消えていかないのが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)です。

私たちは、こうした辛い記憶(=恐怖記憶)がいかに形成され、そして、どうしたらより簡単に消去することができるのか、を分子レベルで明らかにしようとしています。

教員紹介

水谷 顕洋 教授 / 学位:博士(医学)

  • 研究分野:神経生化学、可逆的タンパク質相互作用、翻訳後修飾反応
  • 担当科目:生理学、薬物治療学

我々が生きている間に出来ることは、思いのほか少ない。

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濵田 浩一 講師 / 学位:学術博士(広島大学)

  • 研究分野:①発がん、がん進展分子メカニズムの解明 ②脂肪細胞分化制御機構の解析
  • 担当科目:生理学    2年生
    薬の効き方Ⅱ 3年生
    薬物治療学Ⅲ 4年生

    病態・治療実習 4年生

わからないことを、わかるまで
難しいことを、より簡単に
簡単なことを、より深く

そんな教育者、研究者を目指しています。

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松田 真悟 助教 / 学位:博士(医学)

  • 研究分野:①負情動の制御機構の解明、②高次脳機能に対するpH制御因子の役割の解明
  • 担当科目:病態・治療実習

 

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小島 拓之 特任助教 / 学位:博士(薬学)

  • 研究分野:ケミカルバイオロジー、創薬化学、構造生物学
  • 担当科目:病態・治療実習

 

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