機器分析研究施設

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最先端の分析機器で有機化合物、天然化合物、生体分子の構造を明らかにする

ご挨拶

 機器分析研究施設では、学内の共同利用を目的に、教育・研究に不可欠な汎用性の高い最先端の分析機器 ― 核磁気共鳴装置(NMR)、質量分析計(MS)、X線回折計(XRD)、円二色性分散計(ORD-CD)― を管理・運営しています。

 最先端の分析機器を用いて、新規に合成された有機化合物、天然物由来の複雑な化合物およびタンパク質のような生体高分子の構造解析を行っています。化合物の詳細な構造を知ることで、たとえば、反応機構の解明や新しい合成方法の開発につながる可能性、天然化合物については医薬品の開発につながる可能性があり、さらに生体内での化合物の働きなども知ることができます。

 本施設では、学内の利用希望者に分析機器の測定講習、解析・測定に関する技術的支援、学生実習、依頼分析などを行っています。

研究概要

量子ビームによる生体分子の機能解明、および量子ビームの創薬への応用

放射光(X線)、中性子、ミュオン

学外の実験施設で以下の実験・研究を行っています。

  1. 放射光(X線)
    1) 実験室系の装置で解析できない極微小結晶による構造解析
    2) 高分解能データが必要な有機化合物や医薬品の粉末結晶による構造解析
  2. 中性子(主に水素の位置を精密に決定するために利用)
    1) 有機化合物や医薬品の単結晶による構造解析
    2) 有機化合物や医薬品の粉末結晶による構造解析
  3. ミュオン
    1) 酵素反応に伴う電子伝達・プロトン移動由来内部磁場のミュオン測定:素粒子の一種であるミュオンを用いて、酵素反応を行っている試料中の電子伝達・プロトン移動の様子の可視化

教員紹介

清谷 多美子 助教 / 学位:博士 (理学)

  • 研究分野:X線・中性子結晶学、ミュオン構造生物学
  • 担当科目:天然物化学実習 (3年次後期)
    早期体験学習 (1年次前期)

 

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