薬品分析化学研究室

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①老化やがんのもと活性酸素を化学する。
②視野は薬だけではありません。

ご挨拶

アルツハイマー病やがんなど病気の9割は正常な細胞を破壊する活性(毒性)酸素が原因と考えられており、この過剰な活性酸素を消去することが健康でクオリティの高い生活の基本となると考えられます。細胞における活性酸素の作用メカニズム解明や高感度分析や抗酸化剤の研究を通して、難病対応薬剤師や予防薬学医学をささえる幅広い薬剤師の育成を目指します。また、健康に生きていくために必要なこと。その1つにクリーンな環境があります。環境浄化のための研究を通して、秩序だって物事を考え判断できる薬剤師の育成に取り組みます。

研究概要

化学や物理化学を使って病気を治し、環境を浄化する

粘土鉱物を薬学分野に応用

雲母型の層状無機化合物(粘土鉱物の一種)はイオン交換やインターカレーションという方法で層間にものを取り込める性質があります。湿気を吸い易い医薬品 をこの中に取り込み、必要なときにはちゃんと放出されれば調剤がぐっとし易くなりますね。また、原子力発電所から出される放射性の廃棄物を処理するとき、 環境の中に出て欲しくない物質がこの層間に固定され、今度はそこから出てこなかったら綺麗な環境を維持することができます。

細胞内での活性酸素の作用機構とこれを消去する抗酸化剤開発研究

スーパーオキシドやヒドロキシラジカルなどの活性酸素種(ストレス)などが過剰に産生した初期の状態で細胞にどのような変化が生じるのか、蛍光や化学発光分析法や蛍光イメージング法さらに電子スピン共鳴(ESR)法などを使って研究しています。活性酸素種の効率的な消去は酸化ストレスの低減に有効な方法であるため、抗酸化剤の化学的な合成も進めています。開発した化合物が抗がん剤や抗動脈硬化剤などのリード化合物になればと考えています。

アルツハイマー病関連アミロイドβタンパク凝集機構および凝集阻害剤開発研究

アルツハイマー病は認知症の6割を占めており、さらに患者数が増加すると考えられています。アルツハイマー病の原因はまだ正確には分かっていませんが、その一つにアミロイドβタンパク(Aβ)が凝集し、それが原因で発症するとの説が有力となっています。従って、根本治療薬の一つとして、Aβの凝集阻害薬の開発を行っています。また、凝集機構の解明を目指した研究では、透過型電子顕微鏡を使って、最近、凝集体の形状を画像でとらえることができました。今後、凝集機構の解明につながる結果と期待されます。

教員紹介

唐澤 悟 教授 / 学位:博士(薬学)

  • 研究分野:物理有機化学 構造有機化学 生体分子イメージング 
  • 担当科目:分析化学
    機器分析
    臨床分析
    分析化学実習

 

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小林 茂樹 准教授 / 学位:薬学博士

  • 研究分野:水素貯蔵化合物の開発とその抗酸化への応用、シスプラチン-DNAトポロジー、アルツハイマー病アミロイドβタンパク凝集機構-凝集阻害剤開発
  • 担当科目:機器分析学(分担)、分析化学、無機化学(分担)、分析化学実習(分担)

大学で学ぶ6年間は無限の時間と空間のなか、楽しくて面白い日々が待ち受けている。この6年間は学生諸子のいろいろな基礎固めの時期であり、潜在力を付け、頼れる薬剤師になってほしい。

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鈴木 憲子 講師 / 学位:博士(理学)

  • 研究分野:無機材料化学・環境科学
  • 担当科目:情報科学実習(1年前期)
    分析化学実習(1年後期)
    薬系公定書概論(2年後期)
    薬局方概論(3年前期)
    臨床分析(3年後期)
    化学系特論(6年前期)
    医薬品・生体分子分析学特論及び演習(博士)

低学年では難しい科目の1つなので敬遠されがちな分析化学ですが、色々な科目の基礎となります。
しっかりと学んでください。

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渕 靖史 特任助教 / 学位:博士

  • 研究分野: 
  • 担当科目: 

 

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