大学病院 岸野 亨

チーム医療で
存在感を発揮し、
頼りにされる薬剤師へ

総合医療センターは、36診療科と高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター等で構成され、薬剤部に68名の薬剤師を配置しています。

私は早い時期から、薬剤師の病棟業務にこだわってきました。薬剤師が病棟に常駐し、チーム医療の一員として医療スタッフから頼りにされる存在となる。そのためには、薬剤師は患者さんの薬物治療に関して全責任を負うという強い気構えをもつことが必要だと考えています。

これを実現するには、薬剤師として高度な専門性を発揮することが求められます。当薬剤部では、既に多くの部員が専門薬剤師、認定薬剤師の資格をもっていますが、全員が認定薬剤師の資格を取得するよう年間40単位の取得を義務づけています。常に研鑽を重ねなければ、現代の医療や薬学の進歩についていくことはできないからです。

現在では、医師と共同作成した薬物療法プロトコール(規定)に基づけば、薬剤師が処方提案や検査オーダーができるようになりました。副作用を把握し、医師に処方提案するのは重要な役割です。

薬剤師は、患者さんという「人」を相手にしています。専門知識はもちろん、コミュニケーション能力は不可欠のものです。また、海外の文献を検索し、論文をまとめるための英語力も必要です。そして、何よりも患者さんの病気を治そうという強い気持ちと行動力をもつこと。それが、薬剤師の地位向上にもつながっていくと思います。

岸野 亨 TORU KISHINO (1979年薬学科卒業)
埼玉医科大学総合医療センター
薬剤部 部長
CAREER 1979年 埼玉医科大学 薬剤部 入職
1985年 埼玉医科大学総合医療センター薬剤部
2008年 同センター 薬剤部 部長代行
2009年 同センター 薬剤部 部長