大学病院 葛 祐妃さん

仕事に集中できる
恵まれた環境のなかで
小児科のスペシャリストを
目指しています

将来の目標として、早い段階から病院薬剤師を掲げていました。私が勤務している東京大学医学部附属病院で特徴的なことは、まず選考を通過した者が研修生となり、研修を受けた者のなかから職員が採用されるというプロセスをとっていることです。研修生は、大学在学中の長期実務実習で習得した内容をベースに、病院薬剤師としてより発展的かつ高度で密度の濃い卒後研修を6 か月にわたって受講していくのですが、その間薬剤部の各部門に数週間ずつ配属され、実践的なトレーニングが施されます。

研修の修了後、晴れて職員に採用となり調剤室に配属されました。大きな病院ですから、同僚と毎日数千枚の処方箋に向き合います。仕事に集中できるとても恵まれた環境のなかで、多様な診療科からの処方箋を受けることで大変勉強になりますし、1枚1枚の処方箋に、丁寧にそして迅速に対応することを心がけています。

最近になって、一定時間ICU(集中治療室)に足を運ぶ機会を得ています。調剤室では正確でスピーディーな業務が求められる一方、ICUでは医師,看護師としっかりコミュニケーションをとりながら、チーム医療体制の下で患者さんと時間をかけて向きあうことができます。

今後については小児科に高い関心をもっています。同じクスリでも、こどもへの飲ませ方は成人と異なりますし、様々な工夫が必要です。薬剤師にはこれからますます高い専門性が求められますので、そういった方面でのスペシャリストになることを希望しています。

葛 祐妃さん YUKI KATSU (2015年卒業)
東京大学 医学部附属病院
薬剤部