学術・マーケティング 渡邊 孝輔
私は皮膚科学に特化した製薬会社で働いています。皮膚の病気は見た目に現れるので、患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を大きく損なう疾患が多く、医師や患者さんは常により良い治療の情報を求めています。
私は入社以来5年間、MR(医薬情報担当者)として働いた後、本社での学術職を経て、現在は第2プロダクトマーケティング部に所属しております。主な仕事内容は、担当製品が市場により浸透するための戦略の立案や実行、学会で自社の医薬品について発表される医師に対して関連情報を提供し、また医学薬学文献を基にMRが使用する情報提供資料を作成するなど業務内容は多岐にわたります。
医師やMRから「ありがとう」と言われる瞬間が何よりもうれしく、それまでの努力が報われるとともにやりがいを感じます。通常の業務で直接患者さんと接する機会はほとんどありませんが、自分の携わる仕事が最終的には患者さんの役に立っていることを意識して、日々仕事に取り組んでいます。
大学では薬品作用学教室で細菌の薬剤耐性に関する研究に携わっていました。実験を通して得た知識が、MRとして抗菌薬の情報提供を行った際にも役立ちました。製薬会社では自分の努力次第で多様な部署で経験を積み、キャリアアップできるのも魅力だと感じています。
渡邊 孝輔
Kosuke Watanabe
(2008年薬学科卒業)
マルホ株式会社
第2プロダクトマーケティング部
マルホ株式会社
第2プロダクトマーケティング部