6年間の教育プログラム

6年次

卒業論文・
薬剤師国家試験

6年次前期はコース別の必修・選択科目を履修し、4年次から取り組んできた卒業実習教育の成果を卒業論文にまとめます。後期は6年間の集大成ともいうべき薬剤師国家試験に向けて「最終総合演習」を受講し、確かな学力を身につけます。

最先端の分析機器などを活用し、卒業研究に取り組む

教育のポイント

  • 少人数で活発に意見を交わす

    卒業研究発表

    スライドを使った卒業論文の口頭発表

    卒業実習教育では、学生は自分が所属する専門研究室の指導教員のもとで、自らの研究テーマを掘り下げ、全員が卒業論文を提出します。例年、秋には卒業論文発表会が開催され、それぞれの研究成果を口頭発表またはポスター発表します。

    とくに、実験による課題研究に取り組んできた「総合薬学コース」の学生にとっては、まさに晴れ舞台となります。卒業研究のテーマをさらに深めたい学生は4年制博士課程の大学院へ進学します。

  • 少人数で活発に意見を交わす

    薬剤師国家試験

    本学は、薬剤師国家試験の全員合格に向けて、「学修支援室」が中心となり、充実したサポート体制を構築しています。

    1〜3年次は、定期試験の結果が芳しくない学生を対象に、苦手科目を克服する学力向上プログラムを提供します。続く4年次には、「共用試験」をプレ国家試験と位置づけ、全員が一定の水準に達することができるよう徹底的に指導します。

    5年次には実務実習の合間を縫って、基礎薬学総合演習を受講し、基礎薬学科目の確認試験を行い、後期には国家試験対策の模擬試験を実施しています。そして、6年次は前期に確認試験と基礎学力アップ講座を行い、後期には国家試験に向けた総仕上げというべき「最終総合演習」を開講します。

    この間、1年間をかけて外部講師による補講を合計200コマ行い、夏休み後には学内の教員による特別補講を実施するなど、6年間を通して全学を挙げてバックアップ体制を強化していきます。

    薬剤師国家試験に向けた補講などを実施

    図書館で自主的に学習する学生たち

徹底したフォロー体制で全員合格をめざします

第100回薬剤師国家試験の結果は、前年同様、全国的に低調な結果となりました。国公立私立大学の総数で全国平均は63.17%となり、新卒者の合格率も72.65%に止まりました。
 基礎薬学をはじめ、出題が年々難しくなり、暗記ではなく、深い理解力が求められています。そうした中、本学の合格率は総数で74.9%、新卒が81.08%と安定した成績を収め、上位をキープすることができました。
 本学は、「学修支援室」を中心に国試対策を強化しており、1年次から6年次まで切れ目なく学力向上をフォローしています。2015年度からは、4年修了時の成績不振者を対象に、5年次の4〜5月、11〜12月に物理・化学・生物の基礎学力アップ補講を実施します。
 6年次には従来からの外部講師による補講に加え、4〜7月、9月に学内教員による補講を実施。さらに、直前対策として2月に10日間(1日4コマ)かけて集中講義を行う予定です。学生全員の基礎学力を高め、考える力を養い、全学を挙げて支援することで、全員合格をめざします。

秋澤宏行
Hiromichi Akizawa

国家試験対策委員会 委員長 / 教授・博士(薬学)

6年次の学習について

6年次前期の時間割(例)

1限目 2限目 3限目 4限目
研究室 化学系特論 研究室
研究室セミナー 研究室
研究室
漢方処方 研究室
研究室
研究室

漢方処方

現代医療で使用される生薬・漢方薬について理解するために、漢方医学の考え方、代表的な漢方処方の適用、薬効評価法についての基本的知識と技能を修得します。また、病院・薬局の医療現場で、漢方薬を適切に、効果的に使用するために必要な基本的知識を修得します。

医薬品相互作用

医薬品の創薬段階から臨床適応の各段階で必要とされる医薬品相互作用の評価と回避方法について理解します。すなわち、製薬企業、医薬審査部門、さらに病院薬剤部でのくすりの相互作用に関する情報の蓄積と添付文書への記載の実態を大学の立場から比較して学びます。