1年次
「個」を育てる教育
基礎学力の強化と同時に、コミュニケーション能力を鍛える少人数でのSGD(スモール・グループ・ディスカッション)教育を導入。早い段階から医療人としての自覚を促し、薬学生としてのモチベーションを高める早期体験学習のプログラムも充実しています。
教育のポイント
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少人数で活発に意見を交わす
SGD教育
学内の第2講義棟には、1学年の学生全員が同時に利用できる24の小ゼミ室が配置されています。この恵まれた教育施設を活用し、1年次から10人前後の少人数で活発に意見を交わすSGD教育を推進しています。
自分の意見を積極的に発表すると同時に、他者の意見にも耳を傾け、グループの考えをまとめ、中ゼミ室でプレゼンテーションや全体発表を行います。高校までの授業とは異なる参加型の授業を通して、学生の主体的な学習態度を養っています。
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多彩な体験メニュー
早期体験学習
病院・薬局見学、学内で講義を受けた後、医科大学の協力を得て実施する「解剖見学実習」など、多彩な体験メニューが用意されています。2015年度からは、製薬会社の研究所・工場や公的研究機関の見学が加わりました。
早期体験学習のプログラム
- 病院・薬局見学
- 救急法(応急処置)
- 特別支援学校見学
- 創薬関連企業研究所・工場および公的研究機関見学
- ワークショップ
- 解剖見学実習
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「読む・書く・聞く・話す」の能力を徹底して鍛える
英語・国語教育
1年次から能力別の少人数クラス編成とし、「読む・書く・聞く・話す」の能力を徹底して鍛えるとともに、国際人としての素養を身につけます。英会話では英語を母国語とするネイティブ教員が指導し、3年次に全員が英語力を測定するTOEIC試験を受けます。さらに、5年次にも選択科目として「実用薬学英語」が開講されます。
また、理系の学生に不足がちな国語力、作文力を伸ばすため、1年次前期に「アカデミック・スキルズ入門」を導入しています。
コンピュータ教育とe-ラーニング
普段の学習・研究に欠かせない情報リテラシーを身につけることを目的として、1年次前期に「情報科学実習」を開講しています。実習では、パソコンの基本操作やソフトウェアの使い方はもちろん、インターネットで情報やデータを収集し、活用できる知識・能力を身につけます。さらに、分子のモデリングソフトウェアを使った実習などにも取り組みます。
一方、6年間を通した学修支援の一環として、各学年の講義(必修科目)などを収録し、学内や自宅で自由に視聴できる「e-ラーニングシステム」を導入しています。ネット上で小テストを行い、学生の理解度を確認できる新しいシステムも取り入れるなど、双方向の教育ツールとしても機能しています。多くの学生が試験前の勉強や復習にe-ラーニングを活用しています。