金田 日和

金田 日和さん
Hiyori Kanata

研究室での実験や薬剤師が行う業務などより
実践に近い授業内容にやりがいを感じています
薬で人を助けられるというところに魅力を感じ、薬学部への進学を決めました。1年次から3年次までは基礎を中心に学んできましたが、4年次より研究室での活動や実務実習事前学習も始まり、より実践に近づいた内容にやりがいを感じています。授業では、周りとディスカッションを重ねながら薬の処方や患者さんとのコミュニケーションについて考えたり、実際に薬剤師が行う調剤の方法や服薬指導なども学び始めています。これら1つ1つの学びが将来に通じるという実感が湧き、より一層授業にも身が入るようになりました。所属する研究室では、診断薬や治療に用いる化合物についての研究を行っております。その中で私は、がん細胞の種類によって異なる受容体の発現に着目し、がんの悪性度などに関連する診断情報が得られるかどうかの検討を行っています。祖母ががんを患っていたことから「がん研究」に興味を持ちましたが、今は具体的な目標も定まり、以前にも増して薬学部での生活、研究を楽しめるようになりました。
本学には、アドバイザー制度やピアサポート制度を通じて、他学年の学生や先生と自然と繋がれる場が用意されています。そこで勉強の方法を教え合ったり情報共有をするなど、これまで何度も助けられてきました。卒業後の進路を考える合同説明会にも足を運んでいますが、説明を受ける中でやはり自分は実際に薬を扱う仕事に就きたい、顔が見える身近な方々を治していきたいという想いが募り、「薬剤師」という進路が定まりました。5年次には、病院・薬局実務実習で実際の現場を体験することができますが、今はそれが非常に楽しみです。