04.01(MON)2019

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地域から学ぶ ―北海道本別町にて―

 北海道中川郡本別(ほんべつ)町は帯広市から東北に約50キロの地にあり、豊かな美しい自然の中で

約7,100名の方々が住んでいます。高齢化率が平成30年9月現在40.6%で、人口の減少に伴い10年後には 5,000名に近づくとされています。本別町の高齢社会に対する取り組みは極めて早く、平成8(1996)年には

地域包括医療推進構想のもとに、介護・福祉・医療ゾーン連携させた地域づくりを行ってきました。  

 今回、串田一樹特任教授の「地域連携薬局イノベーション講座」は、学生(5年生 真家花林さん、 松岡

はるかさん、今泉嗣音さん、4年生 今井大地さん)とともに本別町を訪れ、高齢社会の到来する中、 地域包括ケアシステムのモデルとして先駆的に取り組んでいる様子を視察しました。髙橋正夫町長を表敬後 「太陽の丘」に位置する本別国保病院、総合ケアセンター及び老人保健施設を見学し多職種の医療関係者と交流を行った他 「平成30年度地域包括ケア報告会」に出席して、地域の皆さんのグループワークにも参加しました。  

 本別町では、これまで様々な協働の形で携わってきた町民が主体となり「福祉でまちづくり」の宣言文を起草するなど、 町民を主役としたまちづくりを推進しており、今回の訪問を通して本学関係者は地域包括ケアシステム構築を目指し行政と町民が一体となったまちづくりを学ぶことができました。  

 最後に、このような機会をいただきました本別町、住民の皆さん、地域包括ケア研究所に感謝申し上げます。  

 

写真左:髙橋正夫町長を囲んで。2列目右端が串田一樹特任教授

写真中:多職種に亘る医療関係者へのインタビューの「まとめ」の様子

写真右:平成30年度地域包括ケア報告会の様子

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