07.23(WED)2025
ニュース
病院薬剤師の輩出を支援!沖縄県と協定締結しました
沖縄県と本法人は令和7年7月14日(月)に「沖縄県立病院の薬剤師確保に向けた覚書」を締結し、令和8年度より「沖縄県地域医療貢献給付生制度」を開始します。
本制度は沖縄県に愛着を持ち、「将来、病院薬剤師として沖縄県の地域医療に貢献したい」という強い意志を持つ沖縄県出身の学生に対して奨学金を給付するものです。給付生は沖縄県の本学指定校推薦試験に合格した者のうち、本制度への応募を希望する学生を対象に、入学試験とは別途実施する給付生選考試験により選抜されます。本学を卒業し薬剤師国家資格を取得後に沖縄県が指定する県立病院や本学が指定する県内の病院で働くことが給付の条件となります。
(写真左から渡部一宏理事長、本竹秀光 沖縄県病院事業局局長)
渡部理事長コメント
沖縄県は、人口10万人あたりの薬剤師数が全国で最も少なく、慢性的な薬剤師不足が続いています。こうした中で、本法人は附属高等学校・中学校を有する「縁のある地」である沖縄県において、薬剤師の地域偏在の解消と人材育成に尽力したいという強い思いから、昨年、沖縄県と「薬剤師等の育成・確保における連携協定」を沖縄県と締結いたしました。さらに協議を重ね、このたび沖縄県病院事業局と「薬剤師確保の関する覚書」を締結し、「沖縄県地域医療貢献給付生制度」を独自に創設するに至りました。
本制度の対象は、沖縄県本島(北部から南部)の9校、離島の宮古・八重山の2校を含む県立高等学校11校、さらに県内私立高等学校3校を加えた計14校の本学指定校推薦高校の合格者の中から、「沖縄県に愛着を持ち、将来、病院薬剤師として地域医療に貢献したい」という強い志を持つ学生に対して選考された方に対して支援を行います。
昭和薬科大学は単科大学ではありますが、聖マリアンナ医科大学、東海大学、杏林大学、聖路加国際大学、東京大学、東京純心大学など、複数の医療系大学と連携し、多職種連携教育を重視した教育カリキュラムを展開しています。こうした教育体制は、将来、沖縄県で病院薬剤師としてチーム医療の現場で活躍するうえで、極めて重要な基盤になると確信しております。
本協定について、7月23日の薬事日報紙の記事として掲載されました。詳細については、添付薬事日報紙の紙面記事(PDF)を御覧ください。尚、本サイト上に掲載されている薬事日報紙の紙面記事(PDF)については、株式会社薬事日報社からの使用許可を得て掲載しています。