◆今年度も実習生がお世話になります◆

実務実習委員会 ご挨拶

 

昨年度はお世話になりました。おかげさまで、大過なく実習を終えることができましたこと、関係各位に心から感謝申し上げます。

 

今年も、病院および薬局の医療施設において実習があります。学生にとって、はじめての社会体験となり、さまざまなことを学び体験できる貴重な機会となります。

 

昨年度も、合計22週間の実習の成果として、学生には、知識・技能・態度に大きな成長が見られました。これまで学んだ知識が医療現場でどのように役立つのか、これからどのようなことを学んでいくべきなのかということをしっかり考えるよい機会となりました。また、患者さんに直接接することで、患者さんの気持ちを汲み取り、患者さんとの信頼関係を築くことの重要性などを学ぶことができ、医療に携わる者としての責任感や倫理観も芽生えてきたものと確信しています。

 

平成27年度より改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムが施行され、平成31年度からそれに基づく実務実習が始まっております。病院・薬局および大学との連携強化がさらに求められることになりました。また、薬学教育の最終ゴールとして、10か条の「薬剤師に求められる基本的資質」が設定され、教育目標の最上位に位置づけられました。薬剤師としての心構え、患者・生活者本位の視点、コミュニケーション能力、チーム医療への参画、基礎的な科学力、薬物療法における実践的能力、地域の保健・医療における実践的能力、研究能力、自己研鑽、 教育能力です。このような基本的資質の醸成が、薬剤師教育の根幹であるとされ、より一層の事前学習並びに実務実習の充実が望まれるところです。今後とも引き続き、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

実習生を快く受入れていただき、熱意を持ってご指導いただいている指導薬剤師の先生方、また実習に関わっておられる全ての関係者の皆様に対し、心から厚く御礼を申し上げます。

                        

                          実務実習委員会 委員長 廣原 正宜 

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