お知らせ・トピックス

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04.08(WED)2026

腸内細菌由来新奇脂肪酸10-oxostearic acidがPPARα選択的リガンドとして抗炎症に働くことを発見(Nature Microbiology誌に掲載)

トロント大学と当研究室との共同研究「Microbial 10-oxostearic acid protects mice against colitis via the nuclear receptor PPARα」が、Springer Natureの学術雑誌Nature Microbiologyに掲載されました(2026年4月8日)

トロント大学のJiabao Liu博士研究員、Henry M. Krause教授らは、腸内細菌代謝物より抽出した新奇脂肪酸10-oxostearic acidが脂質代謝を含む代謝全般を制御するPPARαのリガンドではないかと考え、2023年4月にPPARのX線結晶構造解析に特段の実績を有する当研究室に共同研究を提案してきました。我々はその期待に応え、同脂質と類縁脂質10-HSAの高解像度での結晶構造解析を行い、高親和性PPARαリガンドである物理的証拠を示しました。いずれも我々がこれまで培ってきた独自の結晶化技術をもって初めて可能となった共結晶取得になります。その後、論文査読の過程で動物実験を含む多数の追加実験の要求に応えたのち、2026年4月に採択に至りました。何のゆかりもない研究者が発表論文のみを通してオンラインで繋がり、それが新しい研究成果を産む、というのも研究の醍醐味の1つです。

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