熊坂 優

熊坂 優さん
Yu Kumasaka

薬学は学問として面白く就職の幅も広い
高校生のとき、化学の授業で医薬品について学び、有機合成に興味を持ったのが薬学に進むきっかけでした。キャンパスが自然の中にあって、さらに広い植物園まであるというのが、この大学の魅力ですね。
入学したころは、漠然と将来の職業は薬剤師というイメージでしたが、大学3年生のころに学問としての薬学に関心が高まり、熱心に研究にも取り組みました。その頃はまだ就職(職業)については、深く考えていませんでした。
4年生になって事前実習が始まるころ、4年制大学に通う高校の同級生から就職の話を聞くようになり、自分でも進路を考えるようになりました。しかしながら、この段階では、進路を絞り込むのではなく、病院、薬局、そして企業と、幅広く対応できるように準備を進めました。具体的にはTOEICのスコアアップを目指したりしました。5年生の秋から冬にかけては、主に製薬会社のインターンシップをいくつか経験し、就職のイメージを固めていきました。これには大学のCSS(キャリア・サポート・ステーション)での情報収集や、学内での企業説明会に参加するなどの活動がとても役に立ちました。
その中で、製薬も行う総合化学メーカーで、なおかつヘルスケアを通して、多くの人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上を目指すという企業ビジョンを持った帝人を志し、内定いただくことができました。帝人ではヘルスケアの営業職として、MRや在宅医療機器の紹介などを担当する予定です。
後輩に向けてのアドバイスとして、就職については「○○でいい」のか「○○がいい」のか、ハッキリさせることが大事だと思います。なんとなく進むのではなく、しっかり将来を見据えて、ファーストキャリアを選んでほしいですね。