研究概要(キラリティ)last update : 2016.07.07

環境変化によってキラリティを発現する新規分子

鏡に映したものが異なる分子、キラルな分子とは、右手と左手との関係にあるものであるが、アミノ酸や糖のように「常に」キラルなものばかりではなく、周りの環境や刺激によってキラリティを発現するものがある。

例えば溶液中では平衡状態にあるためにラセミであるが、結晶化した場合にのみキラルになるもの。或いは溶液中でのキラリティが状況によって変化するもの。らせん状の構造を有する場合に、右巻きと左巻きとが区別されるが、その状況が場合によって「巻き直す」そんな新しい分子を創製している。

※ネジバナには右巻きと左巻きがある

 

これらをはじめとして、種々の特徴的な構造や特性を有する芳香族アミド分子を創っている

 

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