
本学は昭和5年、東京女子薬学校のわずか数名の生徒達が、薬学校から薬学専門学校への昇格を目指し、賛同者の助力を得ながら苦心の末に創設した、昭和女子薬学専門学校を前身としています。
その後も戦災による校舎の焼失や、戦後の学制改革など様々な困難を、学内並びに諸先輩方の団結で乗り越えてまいりました。創立に至るまでの経緯から、所謂オーナー創立者のいない大学ですが、自由闇達で風通しの良い、家族的雰囲気が本学の特色であります。本学を巣立った卒業生は既に1万5千名にのぼり、様々な医療分野で活躍しております。
また、創立60周年を迎えた平成2年には、世田谷のキャンパスから恵まれた自然環境と最新の教育・研究設備を融合した町田キャンパスに全面移転し、他の大学に先がけて新世紀の薬学に相応しい教育・研究体勢を整えたのも大きな特色です。
現在の医療界に於いては、医薬分業が一段と進み、薬剤師の権限と責荏が強化されるなか、社会からは極めて資質の高い薬剤師の養成が求められております。本学は医療の最前線で活躍のできる知識と技能を併せ持ち、医療人として感性豊かな人間性を兼ね備えた薬剤師の養成を目標として、基礎薬学と医療薬学教育に大学一丸となって取り組んでおります。
本学では、平成18年度から6年制一貫教育を採ります。この教育の中核となる病院実務実習におきましては、神奈川県下に3つの附属病院と1つの関連病院をもつ聖マリアンナ医科大学と提携し、充実したカリキュラムを構築しております。特に医科大学内に昭和薬科大学学生の専用スペースを確保していることは、他大学に類を見ない画期的な特徴です。さらに、一年次で解剖見学実習を取り入れるなど、医学部と手を携えることで、他大学にさきがけた教育を実践していることもチーム医療に貢献する薬剤師にとって大きな特色であります。
日々進化する生命科学への挑戦、地球規模の環境問題への取り組み、高齢化社会を取り巻く諸問題への関わり、医療現場における薬剤師の臨床活動など、薬学の知識を必要とする分野は際限なく広がってきております。
創立75有余年の歴史を有する本学は、これらに応えるべく、恵まれたキャンパスと熱意に溢れたスタッフのもと、新しく薬学を志す若人の期待に添うことができる教育・研究の場を有しております。