医薬品は、病気の起こっている"場"に到達しなければ効果は発揮されません。また、癌をはじめ多くの疾病の早期診断は、治療に欠かせません。さらに、患者さんが使いやすく、苦痛や副作用の少ない薬の開発も重要です。とくに、高齢者は代謝機能が衰えているため、副作用が出やすくなっています。高齢化が急速に進行しているわが国において、高齢者に適した医薬品の開発は緊急の課題といえるでしょう。
本学では、薬の分析法の改良によって、疾病の診断に役立てることを目的とする研究室や、生体内における薬の分布や代謝・吸収の研究、吸収率の改良などによって、より有効で、副作用が少なく、かつ使いやすい医薬品の開発に取り組んでいる研究室もあります。